辻村深月さん「この夏の星を見る」
新聞連載をしていたコロナ禍を題材にした小説です。
半年ほど新聞連載を毎日読んでいたのですが…実家帰省を長めにすると読めなくなってしまうんですよね。
その前の「琥珀の夏」もそうでした。
なので出版されるのをとても楽しみにしていました。
連載が始まったのは2年ほど前。
いろいろ頷きながら読んだ記憶。
娘は中3、息子は6年生でした。
2、3年前の話なのに、読みながらもう「懐かしい」感覚になっている。
こうやってどんどん過去のことになっていくんだろうな。
今年の読書感想文の本が決まってないのなら是非おすすめしたい一冊。
辻村深月さん。好きだな。やっぱり。
小学生の時からゆるゆると読書を続けている私。
定期的に読書熱を盛り上げてくれる作家さんや作品に出会いますが…辻村深月さんもその1人。
多分、1番読んでる作家さんだと思います。(ホラー要素の強いものは読まないようにしています)
ああ…夏にこんなに素敵な本に出会えたら、読書感想文もスラスラ書けるのに。
ずっと読書をしていても、読書感想文がスラスラ書けそうな本に出会うことって少なくて…。
感想文は、ただ感想を書けば良いと思っていたから、そんなに苦ではなかったけれど…
悩み多い高校生時代に、辻村深月さんみたいな作家さんに出会えていたら…私の心も少し変わっていたのかな…と。
そんな風に考えてしまいます。